笛吹きもぐらは旅をする

笛吹きの、慢性疲労症候群の療養日記。

2023-01-01から1年間の記事一覧

シルバーのフルートに、シルバープレート?

フルートという楽器は、素材にいくつかの選択肢がある。 プロユースのフルートの素材として最も一般的なのは銀だろう。次に金(贅沢!)。そして、いわゆるエントリーモデルのフルートには洋白や白銅といった、ニッケル系合金の素材が使われることが多い。あ…

西宮市貝類館

オーケストラの練習場所として、時々、西宮や尼崎の施設を利用することがある。基本は神戸市内で活動しているオーケストラなのだけど、練習場所がおさえられない時、市外の練習場所に頼る。で、度々使う施設のうちのひとつ、西宮浜公民館の隣りに「西宮市貝…

よくなったり、わるくなったり。

慢性疲労症候群を患って、二年半が過ぎた。 漢方薬を使って症状を回避しながら自然治癒を待つ、というなんとも気の長いやり方で病気と向き合っているが、もう二年半か、あっという間のような長かったような。うーんでも、長いんだろうな。近頃では、「しんど…

ガソリンが高すぎる。

僕が学生の頃、レギュラーガソリンの価格は1Lあたり90円ぐらいだった。大学の近くにあったスタンドが最も廉価で、89円だったのを覚えている。 その、僕が大学生だった時代からもう四半世紀たつ。その期間にガソリンの価格は、あがったり下がったりを繰り返し…

12月になっちゃったよ。

歳を取ると一年があっという間に過ぎる、というのは年配の人の口からよく聞かれる言葉だが、僕も歳をとったせいか、一年が巡るサイクルがどんどん加速しているように感じる。もう12月ですか? 早すぎませんか? ひゃー。 特別にコレといって用事も何もない僕…

トランペットを、頑張り続ける。

結局お前は何吹きやねん、と問われれば、一応フルート吹きで、時々サックスとトロンボーンも吹いて、トランペットとクラリネットも練習中と応えることになる。しかし、これだけ種類があると、それぞれの楽器にさける練習時間は十分にはとれない。体調の問題…

セレクトジャズ・アンファイルド・3M。

サックスで、ファットリップの練習をしている。 樹脂リードだと、唇が滑ってうまく吹けないので、ファットリップの練習をする時には生リードを使っている。僕の定番は、バンドレンのZZ(黒箱)。JAVA(緑箱)とTraditional(青箱)の中間ぐらいの感じのリードで、…

ファットリップの練習には生リードがいい。

さて、ジャズをちゃんと勉強しようよキャンペーンをはっている。 サックスを、今までは基本、シンリップで吹いていた。ちょっとルーズめにして、ベンドがやりやすいようにはしていたけど、下唇を巻いてはいたので、これはシンリップ。 しかし、シンリップを…

フルートでジャズって、どう?

ジャズの演奏で使われる管楽器といえば、という話をするなら、一番はやはりサックスだろうか。ビッグバンドで使う楽器が基本なので、あとはトランペット、トロンボーン、そしてリズムセクション(ピアノ、ベース、ドラムス、ときどきギター)。そして、サック…

やっぱりジャズはカッコいい、みたい。

中学校の吹奏楽部に指導のお手伝い係として出入りするようになって、数年たつ。何校かお邪魔したが、どこの学校でも暖かく迎えてもらえた。有り難いことだと思っている。 管楽器なら何でも吹く僕だけど、メインの楽器は一応、フルートだ。しかし、一番持ち出…

すふれにゃーん。

11月中頃、唐突に真冬のような天気になった。今年の気候はとにかく、極端だ。寒さはいったんゆるんだけど、月末にはまた、ひどく寒くなるらしい。 そういう気候なので、何に悩むって、服装だ。ひどく冷える日には、真冬仕様の格好でなければ耐えられないし、…

曲を吹く、というステップ

トロンボーンの本番が終わったので、クラリネットの練習を再開している。 僕の場合、シングルリードはサックスで慣れているので、トランペットと違って音は簡単に出せる。クラリネットで問題になるのは運指。シャリュモー音域(低音域)とクラリオン音域(中音…

トランペットのアンブシュアを根本から見直す

トランペットの練習を続けている。 5月に楽器が戻ってきたので、そろそろ半年くらい練習していることになる。よほどの事情がない限り毎日吹いているが、上達の具合は、簡単な曲をちょっと吹くくらいなら何とかなる程度。そのレベルに達したのが、夏の終わり…

気候の変化が、急すぎる。

11月の最初の連休は、屋外のステージでトロンボーンを吹いた。 晴天に恵まれたのはラッキーだったが、とにかく暑かった。東京は十数年ぶりの11月の夏日だったらしい。神戸が夏日だったかどうかは知らないが、ジャケットまで汗が染み抜けるほどの暑さだった。…

フルーツ・フラワーパークって、道の駅なの?

道の駅というものが、ブームになって世間を賑わしたのは、一体何年前だろうか。コロナの前だったのは間違いないように思う。テレビをつけるとどこの局でも、どこどこの道の駅にはどんな施設があるとか、どんなグルメがあるとか、何がバエるとか、そんなこと…

カスタム・カエデ

僕は暗記が苦手だ。 ある程度まとまったボリュームのあるテキストとか、楽譜とかを、まるっと全部、正確に覚えるということができない。いくら時間をかけてもダメで、部分的にとか、途中までとかなら覚えられるのだけど、全部を正確に、っていうのが無理。 …

クラリネットの初回点検。

トロンボーンでのる本番があるので、クラリネットの練習を中断している。 何せ、10年以上ぶりにトロンボーンでステージにあがる。できるだけの準備はしたい。楽器をさわれる時間はほとんどトロンボーンに割くことになるので、必然、クラリネットを触る余裕は…

トランペットの練習は、柔軟性が大事。体も、心も。

マイルス・デイヴィスの写真を見ると彼は、顔面に対して水平以上の角度でトランペットを構えていることが多い。極端なベルアップやベルダウンの姿勢で撮られる写真をよく見るが、そういう意味の角度ではなくて、ベルが鼻側に近いか、顎側に近いか、という話…

SKBのトロンボーンケース

SKBというブランドのトロンボーンのケースを買った。 なぜ買ったかというと、楽器を買った時についていたGATORのケースが重いし大きいので、持ち運びに不便だったからだ。SKBは多分テナー専用で、非常にコンパクトで軽い。無骨なデザインも、いい感じ。 横浜…

管楽器の演奏における、薬指・小指の問題

トランペットの練習を続けている。 バックの5Cを右にずらしたアンブシュアで練習していたのだけど、高音で高い圧力をかけた時に、どうしてもマウスピースの外に出ている唇が圧に耐えきれず、「ぷ、ぷ、ぷ」と息漏れが生じる。そこでもう一度検討し直して、ア…

楽器のケースに求めること。

テナートロンボーンを中古で買ったら、GATOR製のばかデカいケースがついてきた。ちゃんと使えるものだが、何しろデカくて重い。中身がバストロならともかく、身軽さがウリのテナーを運ぶには仰々しすぎる。もうちょっと軽くてコンパクトなものが欲しい。 別…

さて、どうしよう。

依般若波羅蜜多故心無罣礙無罣礙故無有恐怖遠離一切転倒夢想 般若心経 哲学というと、食えないモノ、役に立たない論理の遊戯、なんてイメージがあるけど、僕は結構好きだ。確かに、金にはならなそう(たぶん実際に、儲からないだろう)だし、遊びにしては小難…

ヤクルト1000

僕は、ものすごく寝付きが悪い。 本当に眠れない時なんて、蒲団にはいってから2時間以上も意識がある。どんなに疲れている時でも、ダメな時は何をしてもダメで、なんでこんなに眠れないんだろうと情けなくなることもある。 この寝付きの悪さは、慢性疲労症…

ステージに立つことでしか奏者は鍛えられない、という話。

トロンボーンのリハビリをしている。 十数年前までは横浜のブラスバンドで吹いていたのだけど、神戸に戻ってきてからは出番がなく、楽器さえ処分してしまったトロンボーン。かなりブランクを経て、ここ数年は中学生を教えるために、学校の楽器を借りて吹く機…

秋の日暮れは、つるべおとし。

図書館に予約していた本をとりにいくのを延ばし延ばしにしていたら、期限ギリギリになってしまった。そういう訳で、普段は夜にあまり出歩かないし、自転車にも乗らないのだが、急いでいたので日が暮れてから図書館に向かった。 先月はまだ明るかったはずの時…

テナーバストロンボーンの、ちょうどよさ。

20代の頃に、僕は初めてトロンボーンを買った。 どういう経緯か、フルート吹きの僕が小学生の金管バンドにかかわることになって、せっかくブラスにご縁を頂いたのだから、金管も吹こうと考え、トロンボーンをやってみることにしたからだった。ちなみに買った…

プラクティスミュート

高校生のバンドにトロンボーンで参加させてもらうために、中古のトロンボーンを買った。トロンボーンの経験はあるけど、ブランクが長いので、その学校の楽器を借りたのでは本番までにスキルを取り戻せる自信がなかったからだ。手に入れたトロンボーンはさっ…

トマトラーメン

今年はいつまでも残暑が厳しかった。もう冬なんて来ないんじゃないか? なんて思っていたら、10月になった途端涼しくなって、ああやっぱり季節は巡るんだと感動した。 気温が下がると、急に食欲が湧いてくるのは、哺乳類の本能なのだろうか。何となく、脂っ…

楽器の遠鳴りって、なに?

特別にテーマを決めずに書き殴っているこのブログなわけだけど、その時に興味の向いていることを話題にするので、近頃はトランペットだのクラリネットだののことばかり書いている。で、はたと気がついた。フルートの話、全然してないなあ。僕ってフルート吹…

トロンボーンのスライドにおける、不自由さのカッコ良さ。

本番があるので、ここのところトロンボーンを練習している。戸外に持ち出して練習するのは中々面倒だと感じ、トロンボーン用のプラクティスミュートを買って、自宅でも吹いている。オクラミュートというものを買ったけど、その話はまた今度。 このトロンボー…