笛吹きもぐらは旅をする

笛吹きの、慢性疲労症候群の療養日記。

ガソリンが高すぎる。

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 僕が学生の頃、レギュラーガソリンの価格は1Lあたり90円ぐらいだった。大学の近くにあったスタンドが最も廉価で、89円だったのを覚えている。
 その、僕が大学生だった時代からもう四半世紀たつ。その期間にガソリンの価格は、あがったり下がったりを繰り返し、今は160円台~180円前後くらいが相場だろうか。ほぼ二倍ってわけだ。高くなったもんです。僕の身の回りにあるもので、一番値上がり率が大きいもののひとつなんじゃないかな。食品が、そうだな、1.3~1.5倍ぐらいで、楽器本体が1.4~1.6倍くらいの価格上昇であるように思う。そして、これ以上に値上がり感を感じるものがサックスのリードと、ガソリン。
 楽器の値上がりは一部の人にしか関係ないことだろうけど、車に乗る人は多いのだから、ガソリンの価格上昇はまさに「生活を直撃」である。特に車を利用してご商売されている方には、死活問題なんじゃないかな。現代の生活をささえるエネルギーの基礎がこれでは、ちと厳しい。すでに色々工夫してくれていることとは思うが、石油に関連する事業者や政府には、我々の生活基盤を安定させ、安心な暮らしができるように一層の努力をしていただけるよう、頭を下げる所存です。

 価格もそうだが、品質の安定にも気を遣ってほしいと願っている。
 最初に、僕が大学生だった頃のガソリンの値段のことを書いたが、僕の生活圏にあったスタンドで最も廉価だった89円のガソリンは、品質があやしかった。原付やバイクをそのスタンドで給油すると、なぜかエンジンが咳き込むことが多く、どうもそのスタンドで給油したせいらしいと気づいてからは、利用するのをやめた。大学の駐輪場を出てすぐの場所だったので便利だったのだけど、大事なバイクを痛めてしまっては元も子もない。あのスタンドのガソリン、何がいけなかったのだろう? レギュラーガソリンって、結構厳格に品質管理されてると聞くのだけど。よく分からない。

 ガソリンの価格、さて、どこまで上がるだろう。もちろん安いにこしたことはない。所得とのバランスもあるので、一概に値上がりを悪く言う気もないが、現在の所得水準だと、これ以上の値上がりはかなり厳しい。もし僕の所得が今のままであれば、そうだな、1Lあたり200~250円ぐらいまでは我慢するかな。でも、それがホントの限界のように思う。それ以上になるようなら、車は手放すかもしれない。利便性とコストを天秤にかけて自家用車を所有するメリットを感じられなくなったら、持ってる意味ないもんね。
 そもそも、日本の都市部に住んでいて、どうしても自家用車でなければこなせない用事なんて、ほとんどない。深夜に子どもが高熱出した時に、病院の救急に駆け込む時ぐらいじゃないかな。急病だって、本当にどうしようもない事態なら救急車を呼ぶんだし、実は車なんて生活に必要ないのかもしれないな。
 でもまあ、あれば便利、っていうのは事実だ。なので、ガソリンはできるだけ安い値段で提供してもらえると有り難いです。無理?