笛吹きもぐらは旅をする

笛吹きの、慢性疲労症候群の療養日記。

2024-02-01から1ヶ月間の記事一覧

チロルチョコ

妻が、近所の大型スーパーの客寄せイベントでチロルチョコをもらってきた。バレンタインが近かったからかな? チロル「チョコ」とはいうけれど、チョコレートとは思えないネーミングの種類も混じっていて面白い。「きなこもち」っていうのがあるな・・・まだ開…

小澤征爾、去る。

二月一日、神戸から貨物船淡路山丸で出発した。埠頭で見送りに立っていたのはたった三人、明石にいる友人とその母上、それに兄貴だけ。貨物船なのでよその見送り人もない。まことに静かな旅立ちだった。何とも複雑な気持ちである。 --- こいつは大変なことに…

課題曲

数年前から、吹奏楽部の指導のお手伝いとして中学校にお邪魔している。 いくつかの学校でお世話になったけど、僕みたいなのを使ってみようという学校には大抵、それなりに大きなバンドがある。そして、ある程度まとまった規模のバンドは、吹連のコンクール(…

「チューバはうたう」再読。

趣味、チューバ 「チューバはうたう」 瀬川深 筑摩書房 瀬川深さんという方の書いた「チューバはうたう」という作品が好きだ。最初に読んだのはもう10年以上前になるだろうか。大学在学中ではなかったように思うので、20年はまだ経っていまいが、ずいぶん前…

村上春樹は、ジャズである。

サチは毎晩、88個の象牙色と黒の鍵盤の前に座り、おおむね自動的に指を動かす。そのあいだはほかのことは何も考えない。ただ音の響きだけが意識を通り過ぎていく。こちら側の戸口から入ってきて、向こう側の戸口から出ていく。・・・ 「ハナレイ・ベイ」 村上春…

シューベルトのアーティキュレーションとフレージングは不思議。

わたくしといふ現象は仮定された有機交流電燈のひとつの青い照明です(あらゆる透明な幽霊の複合体)風景やみんなといつしよにせはしくせはしく明滅しながらいかにもたしかにともりつづける因果交流電燈のひとつの青い照明です(ひかりはたもち その電燈は失…

音の強さと、ピッチコントロール。

遊び相手になってくれている吹奏楽部の中学生(チューバ奏者)から、「強く吹くとピッチが上がって、弱く吹くとピッチが下がっちゃうんですけど、どうすればいいでしょう?」とアドバイスを求められた。キミ、そこに意識がいくとは、中々やるじゃないか。そ…

鬱な気分に、Moanin'

Every mornin' find me moanin''Cause of all the trouble I see ・・・ 俺は毎朝うめきながら目覚めるいいことなんか、ありゃしねぇ ・・・(もぐら訳) 「Moanin'」 Lyric:Jon Hendricks トランペットのトレーニングを続けている。 去年の初夏に本格的にリスター…

サックスのA#の指使いを変更する。

サックスのA#(Bb)の指には、おおまかに分けて、3通りの方法がある。ひとつが、bisキィを使う運指、次に、右手の指を組み合わせる運指、最後に、サイドキィ(TA)を使う運指。 どれを使っても、普通にA#が出るけれど、僕は何となく、TAを使う運指を気に入ってい…

クラリネットのカスタマイズ。

クラリネットの練習を続けている。 レジスターで音域を切り替えるときの継ぎ目、ラやシb/シ♮やドの交換に苦労している。初心者なら誰でも苦労するところだろう。僕も、管楽器経験は30年以上であるとはいえ、クラリネットに真剣にとりくんだことは今までなか…