第6波は収束しつつある。三月中旬にはマンボウも解除された。三宮に足を運ぶと、人が多いのに驚く。ちょうど年度の変わり目でもあり、学生さんの姿が特に目に付くと感じる。街に活気が戻ってきた。
しかし先だって、日が暮れた後に暇だったので旧居留地のあたりを散歩しようと出かけたら、ものすごく静かで驚いた。人影がない。日が暮れた後とは言っても、やっと大丸が閉店した頃だ。寂しい。旧居留地って、こんなだっけ? 春らしく華やかに飾られたショーウィンドウが、かえって虚しい。
コロナ騒ぎ、一休みかと思ったけど、こういう様子を見ると、まだ収束までは遠いなと感じる。一説によると、第6波の完全な収束を待たずに、第7波が来るかも知れないらしい。海外はそういう流れのようだから、きっと日本も同じような経緯をたどるのだろう。
三度目の、春らしからぬ春。来年には、賑やかで明るい春が迎えられるだろうか。