笛吹きもぐらは旅をする

笛吹きの、慢性疲労症候群の療養日記。

ラーメンたろう

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 うちの子どもたちはラーメンたろうのラーメンが大好きだ。
 以前には、季節に一度は必ず近所のラーメンたろうに寄っていた。しかし、ここ二年ほど行っていない。理由は、近所のラーメンたろうがずっと休業しているためだ。

 ラーメンたろうはコロナの流行と同時に一斉休業にはいった。全店、一斉である。徹底してるなあと感心した。基幹店が営業を再開したのは、一年ほど前だろうか。用事があって三宮の北野坂を通った時に、ラーメンたろうの本店が開いているのを見て、「あ、営業再開したんだ」と気づいた。そこで、いつも行っていた近所のラーメンたろうの様子を確かめたら、まだ開いていない。入り口には、またやりますからヨロシクみたいな張り紙がしてあるから、そのうち開くんだろうと思って待っている。しかし、コロナの流行から二年がたった今もまだ、再オープンする気配はない。
 先だって、生田神社に寄った時に北野坂を家族と通ったら子どもが「ラーメンたろう開いてるよ。また食べたいね」と言った。そうだよなあ、久しぶりに食べたいよなあ。参拝の後に寄ろうかと考えたのだけど、北野坂の本店には子どもが座れる席がない。なので、その日はちょっと我慢してもらって、数日後に車ででかけ、摩耶店を訪れた。

 僕の中で、ラーメンたろうと言えばカレーラーメンなのだけど、どういうわけかメニューに見当たらない。なので、トマトラーメンを注文。
 トマトラーメン、いつ頃からラーメン屋のメニューの定番になったのだろう。僕にとっての人生初のトマトラーメンは、横浜に住んでいた頃、大学の先輩に連れて行ってもらった新宿のはずれのラーメン屋の冷やしトマトラーメンだった。皮をむいたトマトがまるまる一個入っているラーメンを見た時は驚いたが、食べてみると案外違和感はなく、うまかった。
 ラーメンたろうのトマトラーメンは、冷やしではなく、ホット。冷やしもうまかったが、ホットもいい。イタリアンテイストである。以前はこれを頼むとタバスコを出してくれたように記憶しているのだけど、コロナのせいだろうか、タバスコではなくキムチが添えられている。そしてそのキムチも、コロナ前には大きなステンレスの壺で出てきたのに、今は小皿。うーん、やむをえないか。

 いろいろと、コロナ以前と同じようにはいかないが、とりあえずまたラーメンたろうのラーメンが食べられることは嬉しい。でも、早くコロナが収束して、たろちゃんラーメンにキムチを山盛り載せて食べたいな。