笛吹きもぐらは旅をする

笛吹きの、慢性疲労症候群の療養日記。

太陽の塔


f:id:sekimogura:20211226225658j:image

 

 毎年、年賀状に家族写真をのせることにしている。僕も妻も、紙の年賀状をまだやりとりしている相手はそう多くないが、古い友だちばかり。僕たちの近況を知らせるには、言葉を書き連ねるよりも写真を一枚添えた方がよく伝わるような気がして、自分と子どもの写っている写真に簡単な挨拶を添えるのが我が家の年賀状の方針だ。
 そこで問題になるのが、その写真をどこで撮るのか、ということ。
 神戸近郊で、写り映えするような場所は大抵行き尽くしている。そこで、神戸以外も視野に入れて検討した結果、万博記念公園の「太陽の塔」を今年の年賀状用の写真のバックにすることに決定した。
 子どもも一緒に移動するので車で高速にのり、約一時間。ららぽーとに駐車して歩いて行くと、モノレールの軌道の向こうに塔のてっぺんが見えた。

 妻は人生初の対面だった。妻はしきりに感動していた。ずっと見たかったのだそうだ。僕は三年ぶりの二度目。一度来たことはあったけど、やはり圧倒された。岡本太郎、やっぱりすごい。万博から五十年以上たっているのに、熱量が強烈だ。全然、冷めてない。アツアツである。
 まだ就学前の下の子どもにもその熱量は伝わるらしく、「すごいねー」を連発している。だいたい、この手のものは5秒も見れば飽きて「帰ろ-」となる子どもたちだが、太陽の塔は別格らしい。
 せっかく家族で訪れるので、今回は塔内の見学を予約しておいた。内部に入るのは僕も初めて。太陽の塔は、内部も強烈だ。僕が前回来た時は、急な訪問だったので予約ができず、友人のスケジュールの都合もあっって塔の内部には入らなかった。でもね、見るべきだよ。生命の期に添ってずーっと階段を上っていくのだけど、途中で疲れを感じることもなく、僕も子どもたちも上りきった。

 太陽の塔を見た後、公園内にある遊具やサイクルスポーツで子どもを遊ばせ、ららぽーとで買い物をして帰った。午後いっぱい時間をつかっても遊びきれなかったので、春休みあたりに一日遊ぶつもりで出かけてきてもいいかもしれない。太陽の塔は、何度でも見る価値があると思う。万博があったのは僕が生まれる前だけど、行ってみたかったなあ。
 あ、そういやもう一回やるんだっけ、大阪万博? 
 ばんぱくばんざい、ばんぱくばんざい。楽しみだな。


f:id:sekimogura:20211226225716j:image


f:id:sekimogura:20211226225729j:image


f:id:sekimogura:20211226225741j:image


f:id:sekimogura:20211226225750j:image