笛吹きもぐらは旅をする

笛吹きの、慢性疲労症候群の療養日記。

さらば、11インチ


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 PCがクラッシュした。
 娘が生まれる少し前に買ったDELLの11インチ。最初にインストールされていたOSはWindows7だった。長く使ったが、さすがに限界らしい。起動後15分ほどすると、一切の操作を受け付けなくなる。
 まあ、数年前から振るとカラカラ音がしていたし、スペック的にも時代遅れになっていてWin11へのアップデートはできなかったし、「そろそろ買い換えだよな」というタイミングではあった。
 僕はクラッシュした11インチの他に、15インチのノートパソコンも使っている。用途は、11インチは主にテキスト編集、15インチは写真現像。どっちも15インチでやりゃあいいじゃん、と言われればそうだなのだけど、しかし今回のようにクラッシュに見舞われると、冗長な体制を組んでいて助かったと胸をなで下ろすことができる。自宅でPCを常用するなら、二台以上のマシンがあった方がいい。
 なので、11インチの方を買い換えることにした。僕は長年DELLのPCを愛用しているので、今回もDELLで11インチを・・・と思ったのだが、あれ、ノートパソコンのラインナップに11インチがないぞ? 仕方なく、他のメーカーで11インチを探してみる。ないことはないのだけど、恐ろしく選択肢が少ない。なぜ?
 首をかしげつつ、あちこちのメーカーのページを見ているうちに、事情がなんとなく分かってきた。11インチぐらいの大きさだと、ノートパソコンではなくタブレットを選べってことか。なるほど、そりゃそうだ。
 11インチ、携帯性に優れたサイズである。僕も11インチを買った時には「外出時に持ち出す方」という意識で選んだ。今はキングジムポメラを持っているのでPCを持ち出す機会はなくなったが、以前は11インチを持って出かけて作文をしていた。持ち出さなくても、11インチは気軽に取り出してちょっと作業するのにハードルが低くていい。15インチだとどうしても、「よっこいしょ」という感じがする。
 やっぱり、小さいのを一台持っておきたいよな。そう思って一瞬、タブレットを選びかけた。しかし僕は結局、11インチのかわりに15インチのPCを買うことにした。
 理由はふたつ。どうしてもキーボードを使いたいということと、電源用にとられないUSBポートが二つ以上ほしかったからということ。
 特に後者が大事。タブレット端末は、コンパクトゆえにどうしても外部端子の数が制限される。その分をbluetoothなどで補っているのだろうけど、僕の持っている周辺機器のいくつかは廉価な旧式で、USBの有線接続しか対応していないものがあるのだ。それが使えなくなると、困る。
 タブレットにポート増設モジュールをくっつけるという手も考えたけど、あれをやってしまうと、せっかくのタブレットのコンパクトさが失われて、意味がない。そして、例えばWidowsタブレットにポート増設をすると、ノートパソコンとの価格差はほとんどなくなってしまう。
 そういうわけで結局、いつものDELLで15インチを買うことにした。一応、注文から一ヶ月弱で届くことになっている。海外の組み立て工場から発送されているようだが、このパンデミックの状況下で、果たして期日通りに届くかな? 別に急いではいないのだけど、ちゃんと届いて欲しいね。
 いつもレギュラーカラーのシルバーしか買わないのだけど、今回買ったモデルは色を選べたので、濃い青色でオーダーしてみた。楽しみにしている。