笛吹きもぐらは旅をする

笛吹きの、慢性疲労症候群の療養日記。

いきなりステーキ


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 時々、肉のカタマリが食べたくなる。特に風邪をひいた後とか、疲れがたまっている時とか。鶏肉や豚肉でもいいのだけど、カタマリで食べたいのはやっぱり牛肉だ。別に高級なものでなくていい。むしろ安物の、スジだらけの赤身の方が好きだ。「噛み切れねえな・・・」と顎のトレーニングでもするかのように噛み続けるのは、嫌いじゃない。
 横浜に住んでいた頃は、第三京浜の玉川側を降りてすぐのところに「アミーゴ」というステーキ屋さんがあって、よくバイクで走っていって500gを注文した。食後に沸かしすぎて煮詰まってしまった苦い珈琲が出てきて、それがなぜだか分からないけど美味しくて好きだった。
 今はもう、さすがに玉川まで行くってわけにいかないし、加齢のせいか500gのステーキは食べきれない。そういうわけで、無性に肉のカタマリが食べたくなったとき、最近は「いきなりステーキ」に行く。そして300gを注文する。

 最初は立ち食いスタイルが話題になったいきなりステーキだが、今はもう、スツールに座るのが常識のようだ。でも、「ステーキは高級品で、レストランではゆったり座って食べるもの」という常識をひっくり返し、ファーストフード化した発想は大したものだと思う。だって、ステーキが牛丼と並列になったんだぜ? ありえないよなあ、まったく。
 一時、いきなりステーキの店舗もあちこちにできたけど、近頃は少し整理されたような気がする。さすがに、ファストフードと言ってもハンバーガーや牛丼とは価格帯が違うし、飽和してしまったのかもしれない。でも、大きなイオンには大抵入っているから、不自由はしない。
 神戸と言えば神戸牛なので、神戸には神戸牛を出す店はたくさんある。しかし、高価な神戸牛をそういつもいつも食べるわけにもいかない。なので、いきなりステーキが気軽に行ける場所にあるのは有り難い。僕は、常連といえるほどの客ではないけれど、ペッパーフードサービスさんにはお世話になっている。
 お願いついでに申し上げると、ペッパーランチも好きだったので、また食べられるようにしてほしいなあ。いきなりステーキの店舗で出すってわけにいきませんか?