笛吹きもぐらは旅をする

笛吹きの、慢性疲労症候群の療養日記。

コロッケそばが、無性に食べたい。

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「ママの"食いわずらい"!!にも困ったものだボン!!」
「コレが食べたいと頭に浮かんだものが口に入るまで破壊が続く・・・!!!」

 

ONE PIECE」 尾田栄一郎 ジャンプ・コミックス

 

 僕は食べたいモノが口にはいるまで破壊を繰り返したりはしないが、アレが無性に食べたい、という思いにとらわれることは時々あり、そういう気分って、そのアレを食べるまでおさまらない。
 時々、無性に食べたくなるモノって、いくつかあるけど、今回はコロッケそば。
 なんかねー、2月頃にふっと、「コロッケそば食いてえ」って気分になって、それがずっと続いている。別に、何か特別なコロッケそばが食べたいわけじゃなく、普通に立ち食いそばのコロッケそばが食べたいだけなので、いつでも食べにいけばいいのに、どういうわけか細々とした用事で忙しく、その暇がなかった。とかなんとかしているうちに四月になり、やっと少し余裕ができて、先だって三宮のヤマハに寄った時に、隣の「松屋」さんでわかめコロッケそばをようやく口にすることができた。

 「松屋」さんでコロッケそばを注文すると、コロッケをトッピングするか、それとも別皿で添えて出すかを尋ねられる。僕は、最初からトッピングしてもらう派。
 何かのネット記事で読んだのだけど、コロッケそばには色々な食べ方の流儀があるようだ。別皿で出してもらって、半分はソースや醤油でそのまま頂き、残りはダシに沈める派や、僕のように最初からダシに投入した状態で食べ始める派。最初からダシ派にも、様々な手順があるらしく、グズグズにくずしてコロッケスープにしたり、衣にダシを染みこませて崩れる直前に食べたりと、人それぞれなんだって。
 まあ、食べ方は各々が好きにすればいい。僕は、最初に一口かじって、ダシを少しずつ染みこませながら食べすすめ、しかし、グズグズになる前にコトを終えるのが流儀。今回は少し失敗して、最後の一口をスープに溶かしてしまった。悔しい。でも僕にとっては、物事が計画どおりにはこばないことも含めて、コロッケそばの魅力なので、それはそれでよし。食は自由だ。

 で、コロッケそばを口に入れることができたので、僕の無性に食べたいフラグは下がって、めでたしめでたし。
 この、無性に食べたいっていう気分、なんなんだろうね? 違う食べ物では代用がきかないっていうところが、面倒くさく、また面白くもある。僕が食べたくなるものは、このコロッケそばの他には、ラーメンだとか牛丼だとか、手軽なものばかりだけど、ワンピースのビッグ・マムみたいに、クロカンブッシュなんかが食べたくなったら大変だろうな。僕の舌が、安くて手軽な舌でよかったと、時々思う。うん。