笛吹きもぐらは旅をする

笛吹きの、慢性疲労症候群の療養日記。

トランペットのアパチュアの位置を真ん中に戻しました。

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 クラリネットが届くまでのOJT・兼・お楽しみとして、トランペットの練習に取り組んでいる。
 一日に30分くらい、何かと何かの合間に吹いていだろうか。天気のいい日中に時間がとれれば、公園なんかで吹くし、そうでなければ、家でプラクティスミュートをつけて吹いている。少しずつだけど、基本、毎日練習できてるんじゃないかな。
 以前の記事で、マウスピースをあてる位置を少し右にずらしたと書いた。少しずらすと、コントロールしやすかったのでそうした。しかし、どうも鳴りが浅い。もっと音量が出るはず、と思って吹き込んでも、満足できる音量まで出せない。
 なので、アパチュアの位置を唇のセンターに戻した。
 もちろん人によると思うのだけど、僕の場合、唇の中央部分を使うのが、一番力強い鳴り方をする。まあ、トロンボーン吹く時もココ使うしね、当たり前っちゃ当たり前なんだけど。音が当たりさえすれば、センターの方がいい音するのは確かだ。そして、十分にウォームアップすれば、バテない限り、中音域は無難に吹ける。

 うーん、どっちがいいんだろうなあ。
 早く結果を出したいなら、少しずらして練習した方がいいのだろう。でも、別に急いで上達しなきゃならないわけでもない。しばらく悩んでいたけど、ずらして吹いた時の浅い鳴りに満足できないのなら、時間はかかってもいいから、しっかり鳴るセンターで練習を重ねてみることにした。

 Low-Bbを真ん中にして上下、Low-EからMid-Fぐらいの音域は、あまり意識しないでもよく吹ける。しかし、第4倍音以上の音域から、急に難しくなる。ここの境目をなかなか越えられない。
 そういや、トロンボーンを始めたばかりの頃、トロンボーンのMid-Bb(ヘ音記号で五線の上に出るやつ)を越えるのが大変だったっけ。中々、精神的に辛かったのを覚えている。このまま一生、高音域は出せないんじゃないかっていう気がしていて、恐かったなあ。だけど、ずーーーっと中音域のトレーニングを重ねつつ、失敗しかしないのだけど高音域にもチャレンジしようとしていると、そのうちに1posi.のHi-DやHi-Fが出るようになり、やがて低いポジションでも高音域が発音できるようになったんだっけ。
 トランペットもきっと、同じなんだろうな。越えられない倍音の壁、スプーンで岩山を削るようにして練習しているうちに、越えられるようになるんだろう。うん、きっとそうだ。

 少し前までは、いつまでにこれくらい吹けるようになりたい、っていう期限付きの目標みたいなのが何となくあったけど、あまり気にしないで、自分なりのペースで調子をあげていこうと思う。