笛吹きもぐらは旅をする

笛吹きの、慢性疲労症候群の療養日記。

季節の変わり目の体調不良

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 梅雨が明けたそうだ。
 観測史上最も早いとか、二番目ぐらいだとか・・・6月中の梅雨明けというのは、それくらい珍しいそうだ。確かに、梅雨明けって7月初旬から中旬のイメージがある。
 北関東ではもう40度以上を記録したところがあるらしい。神戸がそこまで暑くなることはないけれど、今年の熱暑も厳しそうだ。7月に入ったところなのに、もう十分に暑い。節電省エネなんて言ってられない暑さ。さて、どうやってしのごうか。

 季節の変わり目は、疲れが出るタイミングだ。僕の家系はもともと、気候の変化に弱いタイプで、暑くなる時と寒くなる時には大抵、どこかおかしくなる。もう世を去った祖母など、このシーズンになると半月ぐらい寝込んでいた記憶がある。僕は、祖母よりはこの時期の体調不良が出にくい方だが、それでもやっぱり、しんどいことはしんどい。
 そして今年は、慢性疲労症候群の症状がそこへ重なる。
 春になってから、あの強烈な怠さを感じる機会は減っていたが、梅雨明け宣言の出た日とその翌日は久しぶりに辛かった。買い物する用事があって三宮に出ることにしていたのだけど、やめて延期にしようかと思うくらい、体の重さを感じた。
 で、やめておけばよかったのに、中学校の吹奏楽部がコンクールにむかって忙しくなる時期なので、このタイミングを逃すと買い物に出る日がないかもしれないと恐れて、三宮に出かけてしまった。これがいけなかった。順番に買い物をしていって、最後にBALビルの無印良品に寄ったのだけど、この時点でもうヘロヘロ。
 BALビルのエスカレーターは一階で上階と下階に別れるように向きが揃えられていて、無印良品(4~6階)から降りてくると、一階で上りエスカレーターとぶつかる。それを見ると「あ、一階だ」と分かるのだけど、ルーズリーフのリフィルを買った後にエスカレーターを下っていた時点で僕はもう意識朦朧、自分がどこの階にいるのか分からなくなってしまって、一階まで下ってきて上りエスカレーターの出口にぶつかり、何が何だか分からなくなって、軽いパニックを起こしてしまった。
 自分が、何階にいるのか分からない。そこは間違いなく一階だということを知っているのに、それが理解できなくて、パニックになり、するとそもそも「自分はなぜここにいるのか、ここは一体どこなのか」さえ分からなくなってしまった。
 その場でしばらく立ち止まり、呼吸を整え、自分が冷静さを取り戻すのを待った。多分、数分はそこで立ち止まっていたんじゃないかな。エスカレーターの降り口の近くだったのでえらく迷惑だったと思うのだけど、動けなかった。ごめんなさい。
 少し休んだら落ち着いたので、その場を離れた。そして、いつもならここから自宅まで歩いて帰るのだけど、その日は無理せずバスを利用した。
 三宮まで、歩いて出かけて歩いて帰ってくるのは、運動量確保と体力維持のためでもあるので、バスを使ってはその意味がない。あーやっぱり無理しなきゃ良かった、と後悔。その日は早めに休んで体を整えると、次の日には普通に活動できる調子に戻っていたので安心したが、いやいや、冷や汗かきました。
 体調が悪化するサインはいくつかある。午前中に感じる謎の強烈な空腹感、本を読んでも内容が頭に入ってこないブレインフォグ、寝る前の脚のむくみ感・・・こういう体からのサイン、無視してはいけないね。痛感しました。

 さあ、夏が始まる。暑い暑い、夏が始まる。無理せずほどほどに、乗り切っていきましょう。


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