笛吹きもぐらは旅をする

笛吹きの、慢性疲労症候群の療養日記。

マテ茶にジンジャーシロップを入れてみたら美味しかった

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 先だって作ったジンジャーシロップ、なかなか減らない。とっくに一週間は過ぎた。別に変な匂いもしてこないので、ちびちび舐めて続けているのだけど、いやしかしこれ、いつまで続くんだ? ちょっと、うんざりしている。
 何か、毎日おいしく、少しずつ使える方法はないかなあと考えた。紅茶なんかに入れるとおいしいらしいのだけど、僕は紅茶が好きじゃない。僕が好きなのはコーヒーだ。しかし、コーヒーにジンジャーシロップは、どう考えたってあわない。試しにちょっと入れてみたけど・・・やっぱりあわない。
 じゃあ料理は? 普段から僕が料理しているのならいいのだけど、キッチンと冷蔵庫の中身は基本的に妻の領分だ。料理は嫌いじゃないし、やっていいなら進んでやるのだが、僕が使うと冷蔵庫の中身が把握できなくなったりモノの配置が変わったりするのが妻は嫌みたいなので、遠慮している。だから、料理でバンバン使うって訳にもいかない。

 さて、どうしようかと、ずっと考えていた。そしてある日、マテ茶に入れるってのはどうかな、と気づいた。
 僕は今、コーヒーの量を制限するために、一日三杯のむコーヒーのうち一杯を半分の量にして、その代わりにマテ茶を飲むことを習慣にしている。カルディでローストとグリーンの両方を買ってきてストックしてあり、普段はグリーンを飲み、茶葉をティーバックに入れることすらめんどくさい時には、予めティーバックに封入されているローストを飲む。飲み慣れない頃は少し胃もたれを感じたが、今では問題なく毎日おいしくいただいている。マテ茶、とてもいい。コーヒーの減量も続けられている。
 マテ茶の本場、南米では、このマテ茶に砂糖を入れて飲むようだ。僕は一度、南米の方法と同じように砂糖を入れてみたことがあったのだけど、コーヒーもブラック派の僕の下にはあわず、それ以来、ストレートでしか飲んでいなかった。ジンジャーシロップも、まあ原料は砂糖なので、気に入らない可能性はあるけれど、ちょっと試してみるぐらいいいじゃない。

 で、まずローストのマテ茶に、自作のジンジャーシロップを入れてみた。
 ・・・あー、これ、ないわ。残念ながら、おいしくない。なんだろうな、飲めないほどではないのだけど、ローストの香ばしさと、ショウガの香りが邪魔し合って、変な感じ。僕は好きじゃない。
 ダメだったか、と肩を落としたのだけど、待て待て、グリーンマテ茶ならどうだろう? ローストのあの、香ばしい風味とは相性が悪かったけれど、グリーンならなんとかなるんじゃないか? で、今度はグリーンのマテ茶に、ジンジャーシロップを注いでみた。
 お! おお! これは美味いぞ。グリーンマテ茶のさわやかな風味とシロップの甘さを、ジンジャーの辛みがうまく取り持ってくれて、いい感じ。
 これなら、継続して飲み続けられそうだ。
 何度か試してみて、ショウガの辛みがはっきり感じられるくらいジンジャーシロップを加えた方がおいしいとだんだん分かってきた。うん、これなら毎日、おいしく飲める。

 三月になって、あの寒かった二月ほど冷え込むことはもうないだろうけど、それでも夜は足もとが冷えるし、気温の変動幅によっては夕方に寒く感じることもある。こんな時には、ジンジャーシロップ入りの温かいマテ茶がいい。とても体が温まる。
 あとで気づいたのだけど、僕は今でも時々反応性低血糖に近い症状を起こすことがあって、そういう時にジンジャーマテ茶を飲むと、シロップ糖分が補われて、体調が少し改善する。以前もそうであったように、劇的に、即座に回復するってわけじゃないから、僕の体調不良の原因はやっぱり低血糖ではないのだろうけど、でも、軽い低血糖を起こしやすい体質であるのは確かみたいで、そういう時にはジンジャーマテ茶が役に立つ。

 少し前まで、またこのジンジャーシロップを作るかどうか悩んでいたのだけど、これいいわ、また作ろう。