笛吹きもぐらは旅をする

笛吹きの、慢性疲労症候群の療養日記。

ジンジャーシロップをつくってみました。

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 この冬はやけに体が冷える。運動不足だろうなって考えて、できるだけ体を動かす機会をもつようにしているけれど、そうすぐに筋力がもどるわけもなく、相変わらず、冷えの症状がつらい。
 もうちょっと手軽に、すぐに体を温める方法はないかと調べてみると、どうもショウガを摂るのがいいらしい。なるほどね、ショウガいいと思うよ。好きだしね。しかし、そう頻繁に、大量に摂取できるものでもない。そこで、日常の生活の中で手軽にショウガを摂れる方法はないかとさらに調べると、ジンジャーシロップの作り方というものを見つけた。ジンジャーシロップは、炭酸水に溶かしてジンジャエールにしたり、お茶に入れたりなんかするとおいしいらしい。いいじゃん、作ってみよう。

 材料は、ショウガ、砂糖、水と、いくつかのスパイス。
 スパイスを手に入れるのがちょっと面倒だけど、すごく入手しにくいってわけでもない。クローブ八角、それにシナモンスティック、この三つはスーパーでは手に入らず、カルディまで買いに行った。粒コショウと鷹の爪はもうキッチンにある。ショウガと砂糖はスーパーで買って、水は蛇口から出した。
 ショウガは皮をむいてスライス、コショウはざっくり叩き潰し、鷹の爪はタネを抜いておく。そして、すべての材料を鍋にぶち込んで、しばらく煮る。火からおろしたら半日ほど休ませてから、シロップを漉しとり、鍋でもう一煮立ちさせてできあがり。かーんたん。

 さてお味は? 
 まずはシロップをそのままひと匙、味見してみた。ああ、ちゃんとショウガの味がする。うん、いいんじゃない? 悪くない味だと思うよ。そこで、湯飲みに大さじ二杯くらいのシロップを入れて、お湯割りにして飲むことにした。
 ・・・
 甘っ。甘い。
 甘いぞ。甘くて・・・辛っ。
 辛い。辛いぞ。わわわわ、わ、辛いぞ!

 何だろうな、甘辛い、っていうのとはちょっと違う。甘さと辛さが、完全に分離していて、甘いのと辛いのが、別々に、同時にやってくる。あのね、少量頂くぶんには、大変おいしい。しかし、湯飲み一杯頂こうと思うと、ちょっとつらいかも。僕はショウガ好きだからいいけど、苦手なひとにはお勧めできないかもしれないな。
 ああ、でもね、二、三口飲むと、体がポカポカしてくる。ショウガパワー、すごいな。しばらくすると、指先までホッカホカになった。これ、めちゃめちゃ効くぞ。しかも、速効。強烈だ。

 これ、冷え性の人にはお勧めだね。期待したよりもずっと効果大だ。味はかなりパンチが効いてるけど、薬だと思って飲んでみるといいと思う。あるいは、飲むだけじゃなくて、煮物料理にコクと辛みを足すのに使ってもいいかもしれない。
 今回作ったショウガシロップは、200mlくらい。冷蔵庫で一週間ぐらい保存できるらしい。一週間でのみきれるかな? そこんとこは、ちょっと自信がない。もしまた作るとしたら、半量だな。いや、三分の一でもいいや。