笛吹きもぐらは旅をする

笛吹きの、慢性疲労症候群の療養日記。

発泡酒

 

 発泡酒というジャンルの酒類ができたのは、いつの頃だったろう。多分、僕が学生の頃じゃないかな。オケの内々のコンパや合宿では、よく飲んでいた記憶がある。
 ビールもどきの安酒、というイメージの発泡酒だが、確かに出始めの頃にはその通りだったように思うけど、今はもう一つのジャンルとして確立されているような気がする。種類も豊富だし、味も悪くない。それなのにビールよりずっと安上がりなのだから、自宅でちょっとお酒を楽しむだけなら、発泡酒で全然構わないと僕は思う。
 お酒の素人の僕には、ビールと発泡酒の何が違うのか、よく分からない。缶に表示されている原材料はほとんど変わらないように見える。麦芽を直接発酵させるのと、別で醸造・蒸留した酒精を加えるのとが違いか? なんて思っているけど、正解かどうかは知らない。うーん、やっぱり分からん。
 味も、どうだろう、ブラインドテストされて確実に判別できる人が、一体どれくらいいるのだろうか。そりゃあ、よほどのビール好きならちゃんと分かるんだろうけど、正直、僕は正解できる自信がない。むしろ逆に、酔ってたら絶対判別できない自信がある。お店で飲む三杯目ぐらいで、「ビールです」って発泡酒を出されても、きっと気づかないだろうな。間違いない。

 それはどうでもいいのだけど、この暑くなりかける季節に僕はよく発泡酒を飲む。炭酸の喉ごしが爽快で、一日の終わりに乾きを覚えるこの時期には丁度いい。この爽快感が、ひと缶200円程度で手に入る日本という国に住めることは幸せだと思う。だからぜひ、増税しないでね。
 体重計がついに63kg台をさすようになった。たくさん飲まなければ。