笛吹きもぐらは旅をする

笛吹きの、慢性疲労症候群の療養日記。

エネループ

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 子どもを持つ家庭にとって不可欠なものがある。それは、電池式のおもちゃに使う乾電池だ。
 おもちゃのエネルギー源である電池に、使い切りの乾電池を使うか、充電式のバッテリーを使うかは、なかなか迷いどころだ。僕の家では、あまり電力を消費しないラジコンのプロポなんかには乾電池、電力が数時間しか持続しないタブレットやラジコンの本体にはエネループを利用している。使い切りの乾電池よりやや電圧の低いエネループの使用を推奨しないおもちゃは多いけど、大抵の場合は問題なく動作するので気にしていない。まあ使い切りの乾電池だって使っているうちに電圧は下がっていくのだから、なんとなく、一本あたり1Vくらいの電圧がキープできれば大丈夫なんだろうと、勝手に考えている。

 なにせおもちゃだから、正常に動作しなくても生活に支障はないし、しかし毎度使い切りの乾電池を使うと、けっこう馬鹿にならない本数を消費する。だから、おもちゃにはエネループ
 子どもができる前は、充電の一手間と、充電が終わるのを待つのが面倒で、充電池はあまり好きじゃなかった。でも慣れた。どうせスマホだって充電するのだし、同じ事だ。ただ、一度おもちゃの電池ボックスを開けてエネループを取り出さなければならないのは、今でも面倒だと感じる。近頃のおもちゃは、乾電池の誤飲防止を意識しているのか、電池ボックスのふたがネジ止め式になっていて、ドライバーがないと開けることができない。これ、非常にめんどくさい。我が家では、子どもが自分で電池ボックスを開けて充電できるように、子供用のドライバーを一本用意している。誤飲防止も何もない。
 しかし、「ああ、やっぱりネジ式の方がいいかも」と思うようなことが先だってあった。
 妻が子どもを公園に連れ出して、ラジコンで遊んでいたらしいのだが、そのラジコンに入れていたエネループが盗難にあったのだという。そのラジコンの電池ボックスは珍しく、ネジ式ではなかった。子どもが、ラジコンをベンチに置いて別の遊びに夢中になっているうちに盗られたらしい。そんなことがあるのか、と驚いた。誰がどんな目的で盗ったのか知らないけど、我が家に十数本あるエネループ、全部運用中なので、足りないと困るから返してほしい。

 エネループには充電回数重視の低容量タイプと、持続時間重視の大容量タイプがある。子どものおもちゃに使うのは低容量タイプだが、僕はカメラのフラッシュ用に大容量タイプを持っている。ただ、フラッシュを持ち出す機会は限られているので、日常ではEWIというウィンドシンセサイザーに入れている。EWIの演奏頻度が週に一時間程度だと、半年くらい入れっぱなしでも問題ない。EWIエネループ、最適だと思う。重宝している。

 YouTubeか何かで、誰かが、エネループは日本が世界に誇る発明品と言ったらしい。海外に似たような製品があるのかないのか知らないが、確かに便利で、経済的だ。これ、充電しなくても何度も使えるようになると最高なんだけどな。そういうの、できませんか?