笛吹きもぐらは旅をする

笛吹きの、慢性疲労症候群の療養日記。

PROTECのピッコロケース

f:id:sekimogura:20221118071202j:image

 

 フルートとピッコロのケースが傷み始めていて、交換を検討している。先だってはヤマハ用にGATORのケースを購入した。GATORのケースは問題なくC管のヤマハを収納できたが、他メーカーのH管は足部管も胴部管も長さがケースの溝のサイズにあわず、収めることができなかった。なので、違うメーカーのケースを用意しなければならない。
 しかし、フルートのケース(ケースカバーではなく)って、案外高い。なるべく廉価で、信頼のできるものを選びたいと考えながら探していくと、サックスやトランペットのケースでお馴染みのプロテック(PROTEC)がフルートとピッコロ用のケースを作っていると知った。値段はGATORほど安くないが、純正やケース修理の値段よりは手頃だ。きちんと収納できるなら問題はなかろうと判断した。

 それでも一応、ちゃんと楽器が入るかどうか気になるので、近所の楽器店に足を運び、サイズの問い合わせをしてもらった上で、まずはフルート用よりは安いピッコロ用のケースを買ってみることにした。僕のピッコロは普通のD管ハンミッヒ。「それなら問題なく入るでしょう」という返事を楽器屋さんからもらったので、ジッパーで開閉するBM318を頼んでみる。一週間ほどで届いた。

 まず、ちゃんと楽器が入るかどうか。外装がはがれてベロベロになったもとのケースから楽器を取り出して移し替えると、うん、ちゃんと入る。ふたを閉じて、かるく降ってみても、中で揺れている気配はない。おっ、いいじゃん。開閉時に楽器に無理な圧力がかかっているような手応えもないので、いいフィット感だと思う。完璧。掃除棒も入る。
 元のケースにもプロテックにも、コルクグリスを入れるためのスペースがあるのだけど、元のケースに入っているコルクグリスの入れ物が浅田飴みたいな円盤形なのに対し、プロテックの方はリップスティック型の溝なので、これは移し替えがきかない。コルクグリス・・・そう頻繁に塗り直すものでもないが、せっかくスペースがあるならということで、お手入れポーチにしまっていたものを入れておいた。よし。
 ジッパーの開閉はスムーズだ。とてもいい。僕個人の意見だが、楽器ケースの開閉は金具よりジッパーの方が好きだ。金具は折れてしまうことがあるけれど、ジッパーにはその心配がない。施錠が必要ならジッパーを南京錠で止めてしまえばいいしね。プロテックのケースにはジッパーとは別にDカンがあって、ストラップのようなものが付属している。これは・・・いつ、どのように使うのだろう? 僕には必要ないので外しておいた。

 プロテックのケース、いい。合格。

 このままピッコロをしばらく入れておいて問題なければ、フルートも注文してみようと思う。お店の人が、「サイズが不安なら、楽器をもってきてもらえば長さを測って、ちゃんと入るかどうか問屋に確かめる」と言ってくれた。数年前に一見で入って何かアクセサリーを買ったきりご無沙汰していたお店だったけど、丁寧に対応してもらえた。ありがとう。

 プロテックのフルートケースには、今回ピッコロ用に買ってみた軽量なモデルとは別に、親子亀みたいにポーチが付属した木枠のハードケースもあるようだ。どっちがいいかなあ。正直、ポーチが必要なほどの荷物を一緒に運ぶことはないのだけど、でも保証書とかクリーニングペーパーぐらいは入れておきたいのが本音。そして、ジッパー式の方にはそのスペースがない。悩む。


f:id:sekimogura:20221118071223j:image


f:id:sekimogura:20221118071235j:image