笛吹きもぐらは旅をする

笛吹きの、慢性疲労症候群の療養日記。

おみくじ


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長閑なる 春の野中を 家人と 心安けく いく心地かな

 

 正月三が日が過ぎた。コロナの大騒ぎは継続中で、どこかにでかける気にはなれないのだけど、さすがに家で過ごすのにも限界を感じた。もう四日だし、有名どころの神社を避ければ問題ないだろうと決めて、家族で初詣に出かけた。
 行き先は畝馬神社。
 思った通り・・・いや、思った以上に閑散としている。正月の神社とは思えない。鳥居をくぐったところにある駐車場も問題なく使えた。
 一家そろって本殿に参拝し、その後、社務所に立ち寄る。おみくじをひくのだ。家族で初詣にくるとおみくじをひくことにしている。僕は小吉だった。
 凶だろうが大吉だろうが、何だっていいのだけど、おみくじはそこに書いてあることが面白くて、熟読してしまう。今年は、きちんと身をととのえて精進していれば問題なく過ぎるでしょう、みたいな内容だった。うん、それでいい。あんまり悪いのも困るし、めちゃくちゃに調子いいのも揺り返しが怖いから、それぐらいがいいんだ。
 そもそも、待ち人もなければ失せ物もない。悩みは人並みにあるけどトラブルはないし、こんなんじゃおみくじをひく意味なんてそもそもないのかもしれないが、でもまあ一年おおごともなく無事に過ぎるでしょうと言われて嫌な気はしない。
 おみくじ通りの一年が過ぎるといいな。そう思いながら、おみくじをたたんで結わえた。