妻が、「コロナウィルスとは全然関係ないはずなんだけど、コロナビールの売れ行きが悪いらしいよ」と、ネットニュースか何かを見ながら僕に言った。
コロナビール。久しく飲んでいない。その日、スーパーに買い物に言ったら、酒類のコーナーでコロナビールを見た。一本買った。
初めてコロナビールを飲んだのは、多分、大学生の頃だ。ビールの味を覚えて、日本のビールだけでは満足できなくなって、あれもこれもと試していた頃に出会ったんだと思う。アジキチかどこかで頼んだんじゃなかったかな。透明のビール瓶にライムが突き刺さって僕の前に出されたその姿に衝撃を受けた。最初は、そのライムをどう処理していいかさえ分からなかった。瓶の細い口の上で慎重に絞ってライムジュースを中に垂らしていたら先輩に笑われたのはいい思い出だ。
ライムなしでも柑橘っぽい酸味のきいたビールらしからぬ味わい。僕はコロナビールが好きだ。暑くて乾いた国で飲んだら最高だろう。何本でも、一日中でも飲めそうだ。夏なら、ホテルのブレックファーストのオレンジジュースがわりにコロナが出たって文句は言わない。コロナはハッピーなビールだ。
コロナが売れない、ということはやっぱり、世界はアンハッピーなんだと思う。辛いことだ。できるだけ早く、ハッピーな、またコロナが売れる世界に戻ってほしい。ウィルス騒ぎが収束したらお祝いに、コロナを氷を詰めたバスタブにケースごと放り込んで一日中飲んでやろう。
ちくしょう、コロナ万歳。
コロナが売れない、ということはやっぱり、世界はアンハッピーなんだと思う。辛いことだ。できるだけ早く、ハッピーな、またコロナが売れる世界に戻ってほしい。ウィルス騒ぎが収束したらお祝いに、コロナを氷を詰めたバスタブにケースごと放り込んで一日中飲んでやろう。
ちくしょう、コロナ万歳。