笛吹きもぐらは旅をする

笛吹きの、慢性疲労症候群の療養日記。

制限無しのGW

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 行動制限のないゴールデンウィークが終わった。まだマスクの手放せない生活は続いているけれど、お上の釘刺しのない連休は、三年ぶり。
 どこへ旅行するのも勝手ということではあったが、そう言われるとかえってどこにも出かける気になれなくて、神戸でのびのび過ごしていた。そういうのって僕に限ったことではないらしく、顔見知りのご近所さんも自宅近辺でよく見かけた。まあ、そうだよね。感染状況は落ち着いているらしいけど、新規感染者数はまだ高止まりしているし、再拡大しそうな気配さえあるのだから。
 連休中に僕が行ったところといえば、北野坂(インフィオラータを見に行った)、呑吐ダム、吹奏楽部を教えている中学校ぐらいなもの。北野坂はそれなりに人出があって、多少コロナ以前の雰囲気を感じられた。でも、本当だったらもっとたくさん人出があってもおかしくなかっただろうなあ。やっぱり、まだまだ元通りというわけにはいかない。呑吐ダムは、人の少ないところでおやつを食べようと家族ででかけた。まあ、ダムはいつ来たって人なんていない。ここはコロナ以前と変わらないな。

 吹奏楽部はというと、四月は活動制限があったけど、今は概ね制限が解禁されていて、合奏をしてもいいことになっているらしい。お上からどんな通達がきているかは、末端の僕までは知らされず、顧問の先生が決める活動内容を見て「あ、合奏やるんだ」と知るだけなので、具体的に細かくは、どの程度の活動が認められているのか詳しいことは分からないけど。
 でもまあ、コンクールもやるんだし、合奏しない訳にはいかないよね。そういや、僕の小学生の子どもも学校から、リコーダーと鍵盤ハーモニカを用意しておくようにって手紙が来てたっけ。まだまだ予断を許さない状況なのは間違いないが、そろそろ、徐々に徐々に、社会の色々なことが平常運転に戻っていくのかもしれない。

 で。
 中学校の部活には演奏の技術指導に行っているのだけど、練習中に貧血を起こした生徒さんがいて、顧問の先生がそちらの対応にまわることになり、「もぐらさん、ちょっと合奏を面倒みてあげて」と指示されて久しぶりに指揮台に立った僕は、一時間ほどマーチを振った。すると翌日、腕が上がらなくなった。あーあ、僕もコロナ以前の水準まで体力を戻さなきゃ。やれやれ。