笛吹きもぐらは旅をする

笛吹きの、慢性疲労症候群の療養日記。

コヒノール5608

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 以前、オケの練習の時に、譜面に書き込みをするのに、コクヨの鉛筆シャープ1.3mmを使っていると書いた。コクヨの鉛筆シャープは軽く、そして2B芯は濃く書けるので重宝していた。しかし、クリップがないのが不満で、そのうちクリップ付きの鉛筆シャープ1.3mmを買いたいとも書いた。
 その後しばらくして、クリップ付きの鉛筆シャープをAmazonに注文した。しかし、画面上ではちゃんと1.3mmを指定しているのに、どういうわけか0.7mmが届く。仕方ないので交換処理をしたが、何度やっても0.7mmしか送ってこない。だから、Amazonに頼むのは諦めた。で、近所の文房具屋で買おうかと思ったのだけど、Amazonの価格を知っていると定価で買うのが馬鹿馬鹿しい。どうしようか迷っているうちに、時間が過ぎた。
 春に、元町の590&co.さんにお邪魔してコヒノールの5.6mmを買った時に、同じコヒノールに2.5mmと2mmの芯ホルダーがあるのには気づいていた。その時は太軸のショートタイプに惚れて5.6mmを買ったわけだが、最近になって「あのコヒノールの2.5mmか2mm、練習用にいいんじゃん?」と考えた。
 2mmも2.5mmも、ちょっと太すぎるかなあとは思ったがしかし、コヒノールは軸尻に芯研ぎがついているので「削ればいいでしょ」と考え直して、買ってみた。

 最初に手に取ったのは、コヒノール5905の2.5mm。鉛筆と同じフルサイズの軸長だ。金属軸の重さが心地よい。二度ほど練習に持ち出してみた。まあ、当たり前に使える。2.5mmの芯径は、理想的とは言えないものの、まあ使えないことはないな。しかし、やはりフルサイズは長い。やっぱりショートタイプがいい。
 そこで次に、コヒノール5608の2mm。ノックしてみて気づいたのはこれ、ドロップ式じゃないってこと。おお、ノック式! つまり、シャーペンと同じように使えるってこと。いいじゃん、いいじゃん。
 で、練習に持っていってみたら、ああやっぱり、ショートタイプは邪魔にならなくていい。そして、クリップ付きは便利だ。譜面台にはさんでおけるので、楽譜をめくったときに落とさないですむ。素晴らしい。
 デフォルトの芯の硬さは、不明。HBだろうか。ちょっと硬いかもしれない。芯はもう少し柔らかいのがいいな。この5608にフィットする長さの替え芯は売られていないようで、標準的なものを切って入れ替えるようだ。うーん、それはめんどくさい。しばらく使ってみて、線の濃さに不満がたまったら、交換することにしよう。
 5608も金属軸の手応えが気持ちいい。工業国として名の高いチェコらしい製品だと思う。クラシカルなデザインもいい。こういう感じの製品って、日本にないよね。サクラのクラフトシリーズみたいに金属製のものはあるけど、デザインがもう少しモダンだったりして、「私、高級なんです」って感じがする。普及品の雰囲気で、ズッシリいい感じっていうのが、コヒノールの魅力だろうか。とても気に入っている。


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